
『カバラの解釈には諸説あるが、最初の世界、その擬人化、あるいは原罪なき人間を意味する。その存在は我らよりも遥かに先んじているので、我らは常に彼の後ろ姿しか知らない。』
カバラ思想では、人間の修練の末、アダムカドモン的神的存在になることを目的とするオカルト説もある。
内輪話になると、これは「自己成長」を軸に生きている画家のI氏、彼のイメージでもある。とは言えこんな貧弱なアダムカドモン的存在ではなくもっと漢らしい鍛錬の極みに居られる方である。彼は私より遥か前方を走っているので後ろ姿しか見えないのである。神々しい感じがもう少し出せればなあ。黄色い点は生命の樹のセフィロトイメージ。