
『…とは言え、彼はああ見えて実は冷静に俯瞰している。彼の重んじる日の丸という概念は、それを重んじない大多数によって構成されているという事も。国家というものに知らぬ間に属している日の丸男自身とて、完全な日の丸を体現することは出来ない、と。』
「国会議事堂前で全裸になって国歌斉唱する」という謎のインスタレーション?をやりたいと言っていた知人が居たので彼のイメージ。でも彼とて理解しているだろう、その日の丸を皆が無意識に踏んで行くことも。無関心に手を振られることも。むしろそれで彼の言う日の丸が完成するのだ。
絵について言うと、線描はやめろとあれほど思っていたのについ出来心でやってしまった。手を描く部分に色をつけてしまったので白絵の具を上塗りしたらなんか力強さの欠ける手になってしまった。局部表現てどうなのと思ったがこれもつい出来心でやってしまったが全く後悔してない。男の裸体は描きやすい。