ビスクドール・ブリュジュン、マリア※個人的な内容、素敵な美術品をお迎えしました

三年位前に唐突にビスクドールに興味を持ち、いつかお人形が欲しいなと思っていました。

そして、何とも美しく不思議なお人形を本日迎えたのです。

ビスクドール、というと金髪碧眼の美少女を思い浮かべますが…このお人形は醸し出す雰囲気がどこか変わっています。かといってオリエンタルブリュというわけでもなく…和風でも洋風でも褐色の肌でもなく、敢えて言えば世界中のどこにでもいるような、誰にでも当てはまるような…それでいて全く誰でもないような不思議なお顔をしている、優し気なお人形です。

庭に咲いていた夏の薔薇が気に入ったと見え、手放しません。お人形と会話していた感覚が蘇ります。確かにお人形は主張をするのですね、とても静かに語り掛けてくるのです。

見てください、彼女の履いているかわいいお靴、ここにもお花がついていて、これがはじめのうち、私にはマリーゴールドに見えたのです。

マリーゴールドは、今ちょうど育てている花。

でも彼女は薔薇が好きみたい。

新しい住み家を見回すときにも、私の手折ったピンクの薔薇を握っています。

さて、彼女…このお人形の名前はマリア。何故マリアなのか…?それは私にもわからないのです。彼女が自分でそう言ったのです。

このような美しい不思議なお人形を作られたベベタビト様、なんて素晴らしい作家様なのでしょう。

…今の私のようにそれを見る者を、ある種の改心にまで導く造形をなさるというのは、物凄い事です。

朗読も、絵や、何かを作ったりすることは私も好きだけれど、見る人をここまで喜ばせ、心を透明にするほどの美術品を…いつかは作れるようになりたいものです。

マリアちゃんがそばにいてくれればそれが可能な気がするのは…彼女が励ましてくれているから?

そういうわけで、今日からは、マリアとの新しい毎日が始まるのです。