『サンカ』という言葉を聞くと、直感的に『山火』という語感に訳されて、山の中で焚き火が静かに燃えているような、焚き火そのものが人為的でありながら、それでいて人間の方は隠れているような奇妙な想像に結び付く。
山の中で燃えている火、でも誰がつけたのかわからない火…そんな感じがする。
サンカというとロマンだけれど、人知れぬ理由から山に入るという状況も多々あったろうなと想像がつく…勿論この考え方ってちょっと差別的でもあるので、誤解されたくはないのだが、何が言いたいかというと…
誰でもサンカになれるという事だ。
なりたくてなるのか、ならざるを得なくてなるのか、自然となっていたのかは各々によるのだろうが。
で、今の社会で、私自身も案外…もう十分にサンカ的な状況にあるのではないか?とよぎるのですよ。
勿論私は野生生活しているわけではないが、社会的な価値基準では生きていないのでね、見る人から見ればだいぶあっち側の人間だと感じますね。