今回の見どころ(聴き所?)は、第二幕の、千枝松(少年)といじわる婆との口論、その直後に現れるみくず(少女)とのやり取りであろう。
…といっても、この箇所、原文のままに読んでいるので厳密にいうと差別用語も入っている…が、これを非差別用語にすると啖呵の意味が通じなくなるのでそのまま読みました。
私自身は脚が悪いが、かといって別に昔の本とかを読んでいて、足の悪いのを指摘する言葉が出てきたとて、それを差別と受け取るか?というと、対して気にしないし、むしろ話の意味が通じたほうがいいので変に改変しなくていいとさえ思う。
まあ、比喩表現ですからねえ、物語の言い回しっていうのは。
普段から、五体満足で健康で若い!…というのを『基準』に考えてしまうから、健康であることにさえ変な罪悪感を抱きやすくなるのであって、よくよく考えたらみんな無様さを持っているし、普通に年老いて死んでいくだけなんだから、言葉だけを綺麗にする意味って私は、あんまり無いと思っている。
それにしても人間って色んな声が出るもんだな~と、我ながら面白く思って編集してます。