いよいよ鬼女らしくなってきた玉藻の前、周囲の男たちを破滅へと追いやるわけですが、岡本綺堂の作り出すキャラクターって何故か憎めない、しかも玉藻の前(ボス)とそれに纏わる破滅型の男たちのほうが、一般的な正義の味方たちよりも明らかに人間的、魅力的に描かれている。
さて話は全然逸れるのですが、朝ゴミ拾いに行くときに、『どうしても今日はこっちの道をやりたい』と感じる時がある。
いくつかゴミ拾いルートがあるのだが、その中のどうしてもこの道!と直感する時がある。
で、そういう道に行くと…動物の死骸があったりする、もちろんそんな大層なものではなく、ハトとか。
私は自分で特異体質だと思っている部分があって、それは、動物の死骸は怖くないという事なのです。
こないだもハトが転がっていて…ああ、春だなあと思いました、春は何故か動物が死ぬ時期なので、そのまま持って雑木林の土に埋めて、養分になれよって念じてきた。あと墓っていう感覚も無い、墓の意味が結局この歳になってもよくわからない。
ちなみにこの手の死骸は、腐っていることは今のところほぼ無い、つまりは、死んだ動物が呼ぶのか…わりと死後すぐの場合ばかり。
以上、春先の怪談?でした。