【衛生概念】コロナ感染飛沫が汚いというのならば先ずは虫歯や歯垢を完全に綺麗にしてから物を言えという話。

ワクチンは言うまでも無くマスクによる不衛生状態には我慢ならない。マスクをすることによって飛沫が防げるというのは確かに一理ある…だが、生物としてマスク着用のまま生きるのは皮肉にもかなり不衛生だ。衛生についての考え方をまとめてみた。

①基本的に【無機質】か【生き物か】で衛生概念を分けて考える必要がある。

・無機質や、有機質であっても死骸(食物)である場合は過剰洗浄が必要。

・生き物である場合は自浄作用が働くし、菌類と共存関係にあるので過剰洗浄は厳禁。共存、以外の選択肢がそもそも無いのが生き物の定め。

②マスクが必要な場面はあるのか?【無機質】【死骸】に対する場面では一時的に必要

・【無機質】を保つ(シャーレの中の菌を培養する等)時には一時的に『あったほうがよい』

・保存食【死骸を保存する】などを作る場合も飛沫が入らないようにする工夫の一環として一時的に『あったほうがよい』

・【生き物】に対する時(手術等で生者が物理的には死者(死骸)に近くなっている場合には執刀医はマスク必要だとは思うが…)マスクは基本的に不要である。

③強いて人体の中で洗浄すべき部分があるとすれば【口腔】である。口の中を綺麗にしてから物を言え。

露出した部分で一番代謝の遅い硬質部分は【歯】である。口の中というのは雑菌温存の場所だ。それ以外の部分は自浄作用が働くので過剰洗浄はむしろ厳禁。なので【歯垢は取り除く】【虫歯(菌)は完治させる】事によって口の中の衛生状態が保たれる…従って、飛沫が汚いというのならば先ずは虫歯や歯垢を完全に綺麗にしてから物を言えという話。口腔衛生を保っているのならばマスクは全く不要という事になる。もっとも・口腔衛生を保つためには新鮮な呼吸も必要不可欠であるのでどの道、マスクは不要である。

ワクチンパスポートなんていう馬鹿げたシロモノをこさえるくらいならば【口腔パスポート】を作ったほうが理にかなっている。虫歯や歯垢ゼロを目指した方が口腔内が清潔に保たれるし、何よりこれは物理的な話であるので、飛沫恐怖症の方々にだって納得していただけるだろう。もっとも、そんなパスポートが出来たところで私はそれを他人に強制するのには反対だが。

飛沫恐怖症のくせに自分の口の中が汚濁しているとか、虫歯を放置しているとか、歯医者に行かないでマスクをして二酸化炭素濃度を上げて呆けているなんていうのは不衛生の極み。雑菌とウイルスは違うもん!という意見もあるかもしれない。しかし飛沫が汚い汚い言うのであればその飛沫の根本を少しでも綺麗にしろと言いたい。

自称自然好き、ゴミも普通に拾うとどうしても不衛生なイメージを持たれるような気がするが、衛生というのは非生物と生物によってほとんど完全に概念が異なる。アスファルトで固められた道には自浄作用は皆無である。だから不衛生になりやすい、だからゴミを拾う。地球には自浄作用があるので自然に道⇒川⇒海の順で浄化されてゆくが…捨てられているゴミが非生物なので自浄作用が通用しないのだ。だからゴミを拾う。しかしゴミを拾うこの我が身体には自浄作用があるので、ゴミ拾い後にはシャワーくらい浴びるが、過剰洗浄はしない。しかし加工食品を食べざるを得ない現代人の宿命で、自浄作用の行き届かない歯には歯垢が溜まるので人為的にプロ(歯医者)にお願いして口腔衛生を保たねばならない。人体の中で一番過剰洗浄すべきなのは口腔である…しかし素人が強く擦ったりするとやはり歯は損なわれる…ここだけは歯科医頼みだ。

何故物理的な汚さを無視して、見えもしないものを恐れるのかが私には理解出来ない。

ちなみに何故私がここまで口腔衛生を勧めるのかというと、歯のクリーニングを行うようになってから一度も【大きな風邪】を引いたことがないからである。そりゃあちょっとの体調不良なんかはある。だが風邪を本当に引きにくくなった。なので口の中の衛生状態と風邪には因果関係があるとしか言いようがない。しかしマスクは呼吸困難になるのでそもそも長期着用は衛生状態を悪化させる。新鮮な空気を吸って、吐いて、身体を循環させて自浄作用を高め、口腔衛生の維持に努めれば風邪を圧倒的に引きにくくなる。

味噌汁を飲めとか、アレを摂れこれを摂れという話は巷に溢れているが、何で歯科衛生の話は不人気なのだろうか?口の中が汚いとモテないし、人生善い事何もない気がするんだが。それで口を閉じてりゃいいっていう結論に至ってマスク着用の流れになっているってのが、なんとも勿体ないなあと…思えてならないのです。