南国を思わせる薔薇/うらら(植物)

薔薇の葉っぱは、他の植物と比べると深い青い緑をしている。

今、盛りなのは『うらら』という、どこか南国を思わせる薔薇。

どう南国風なのかというと…

なんとなく、ハイビスカスや、てぃんさぐ(ホウセンカ)を彷彿させるから。

…沖縄を思わせる薔薇…というのも、私自身何故か沖縄出身と勘違いされることが数回あり、漠然と、沖縄との縁を感じていたりもします。

この薔薇も、元々はこんな小さな蕾だった。

ちなみに、薔薇の枝の剪定は、枯れ枝となる冬季以外、あまりしないことにしている。

葉は植物の呼吸器官であるので、花の咲く時期に向けてこれを削ぐようなことは生命倫理に反しているような気がする、という理由から。

枯れた花は取るが、基本的に好きにさせている。

知識としての薔薇のことは、実はあまり知らない。

何故か植物の事は感覚的にわかるので、文字通り適当にしている…ので、たまに植物の事に関する情報を(道行く人とかに)聞かれたりするが、正直、答えに窮する。

結局、直感の分野って、言葉になんかできないんだよな…と、自分が相手に情報を求めるときにも実感している。どんなに説明されても、わからないことを情報として理解するのと、体得するのとの間にはかなり膨大な溝があることに気付かされる。

この薔薇はそこまで香りがしないので、勝手に潮の香りを想像して、自分が今、花咲き乱れる星の砂の海辺に住んでいることを夢想している。