【朗読】ひふみ神示/富士の巻

この原文口調もあと半世紀もしたら、方言を持たない人なんかは読めなくなるのだろうなと容易に想像がつく。

今、日本語が危機的状況にあるように思えてならない。

方言を『ダサいもの』として、特に戦後からは一斉に国民を洗脳したのだなと思う。

つまり、方言をそれとなく貶めて、日本語に元来含まれる音律を潰していった…これは内部からの破壊であるので、外側からはこの暴力性になかなか気づくことが出来ない。

そして、自分の内部に宿るその時の気分を、言葉によって表現することを少しずつ削っていったのだ。

…自殺率の多さなんかも、案外こういった『感情の抑圧』によるものなのではないか?

私からは、あまり込み入ったことを触れ回る気はないが…今、これを読んでいる方のなかで、方言を喋っている方が居るのであれば、それはとても幸福な事なのですよと言いたい気分です。

そういう、一般的な世情から見たら取るに足らないものほど、実は大いなる価値を秘めていると、私は思うのです。