【朗読】山の人生『十四 女性の神隠し』柳田國男

この話を読むと毎回思うのが『神隠しということにして、単に女性が逃げただけでは?』ということだ。

夢をぶち壊すなと言われそうだが…岩手の農家の娘の神隠しなんて、花嫁衣裳を着た上で、さらに馬に乗れるほどの運動神経のある女性が、周囲の人たちが手間取っている隙に居なくなった…のである。

柳田國男の記述の通りならば、利口で運動神経の良い女性が、何か細工でもして、森の中で男と待ち合わせでもして駆け落ちしたのだろう…と察せられる。

これはこれでまた夢がある話だなあと、私は思う…女心ってこんなモノだ。

ほかの人も、発狂した姿を晒していない場合は、何割かの女性はしたたかに逃げて人生をやり直し…何割かは…おっといけない、これは本当に怖い話になってしまうのでこの辺で。