【朗読】山の人生『二二 山女』柳田國男

今回の話で面白いのが、結局、人間は『自分以上に体格の大きい者に一方的につきまとわれるのを非常に嫌がる』性質がある…ということだ、ここに男女の違いは最早、無い。

山で働く屈強な男たちが、『にこにことしてしきりに自分の乳房をいじっていた』ような女(痴女)を怖がって、殺意まで抱いて、鉄砲を瞬時に構える!などは……普段、女性が日常的に経験せざるを得ない、痴漢などに対する嫌悪感と全く同様である。

モテない奴ほどしつこいのにも、男女差は無いのかもしれぬ…。