初夏のアイボリーお人形ドレス(洋裁)

完成!

帽子とドレスを作りました。

初夏の日差しを見つめて…外に行きたそうにしているお人形のマリアちゃん。

帽子(ボネ)作りは、何が正解かわからず、自分の中で…これだ!と思う角度を見つけようと試行錯誤した。

いろいろ縫い付けたり。

ただ、この帽子は、針金やフェルト地などの固い素材も使わず、ダーツを入れたわけでもないので形の固定がなされていないわけです。着付けによってそれっぽい形状になっている…というのに近い。

一応、何段階かに分けてギャザーを入れたので、それによって頭の形に沿うようにはなっている…。自分でこれと思う黄金比を見つけたら、即座に待ち針で固定。

私の地頭が立体裁断寄りなのかもしれない。(型紙の理解が遅すぎて、人形に纏わせながら縫うほうが性に合っている。)

ニコッ!としているように見えるマリアちゃん。

洋裁をやりだしたのは去年の秋ごろ。

自分の生きてきた周囲にも洋裁趣味のある人は皆無だった、つまり、このマリアちゃんが家に来てからの『かなり新しい』趣味なのだが…自分の思う美をそのまま纏ってくれる人形が在るということによって、現実的には知らない文化や美意識のひらめきを、時空を超えて受け取っているような、新たな一着を作るごとに何処かへ旅をしているような気分だ。

これが2着目のドレス。

お人形はリプロダクションのブリュで、ベベタビト様という創作作家様から購入しました。

目下の悩みは人形不足…だって、次のドレスを作るにあたって、マリアちゃんはまた、肌寒い格好で過ごさなければならないから。

あと、今回はアイボリー色でまとめたので、アンティークな雰囲気も出たが…その実、シーチングという練習布でここまで仕上げてしまったので、どうせならきちんとした布を使って作ればよかったと少し後悔。

次はどんなドレスをつくろうかな?