【朗読】山の人生『一八 鬼に関する考察』柳田國男

『大和の三輪みわの神話と豊後の尾形氏の古伝とは、或いはその系統を一にするかとの説あるにもかかわらず、後者においては神は誠に遠慮勝ちで、岩窟がんくつの底に潜んで永く再び出でなかった。』

これまた柳田國男に名前を呼ばれたようで嬉しくもある。

尾形の尾の字の由来には諸説あるが、一説には蛇を示すというものもある…だが、その大蛇が穴倉でただ漫然と過ごしているというのはまさに、名は体を表すに近いものもある(他のオガタさんがどうだかは知る由もございませんが)。

話は逸れるが、この苗字になってから、守られているという感覚がある…というのも、元がちょっとサバイバル過ぎたので、これによって大蛇の威力を借りられるのがありがたいような気もする。

さらに尾形氏を調べてみると、要するに彼個人としては平家に対する寝返り武将であり…あんまり由来を調べても、かえって失望するいい例であった(※個人の感想です)。

面白いのが、実は個人的に『平(タイラ)』という苗字の人とも関わったことがあったが…やはりこちら側から決裂しているのは、一個人を超えた、何か深い因縁でもあったのだろうか?

ちなみに、普段は苗字についてあまり考えたりしたことは無いです(名前をあまり覚えられないので)。