ジュモードレスその1(と、今年からのこと)

ジュモードレス(人形)の本番を制作中。

基本的には世間の時間に関係なく、自分の時間でコツコツやるのがとても性に合っている。(だから盆や正月もあまり干渉しないようにしている。)

とは言え、せっかくここまで作り込むのであれば、もう少しマシな布を使うべきであった…裏地にするような格安布…透けてしまうような布でなく、せめてもう少し、ちょっと光沢のあるような布で作れば見栄えしたろうな。

プリーツのやり方も、結局自分のやり方に落ち着く。

プリーツ(ひだ)が崩れないように裏から一本一本ミシンをかけている…という謎のこだわりが、果たして第三者に通じるのかどうかは定かではない。

私がきれいだと思うモノは、大抵あまり多数には受けないので、自分だけが納得のいくドレスを作っている。

何のためかは、究極的には不明である。

ジュモードレスで一番難しいところは、おそらくこの、胸のプリーツと、袖(肩)プリーツの端を合わせるところだろう。

ここさえ揃っていれば、なんとなく上質な感じがする。

お人形ってかわいいけど、やっぱりアンティークドールには、(リプロドールでも)100年以上の時間に値する、それ相応なシックな色合いが似合うような気がする。

…このように、ドレスの趣味が高じるにつれ、何故か相反するように自分自身の着るものは粗末になっていく不思議さよ…髪の毛とかももう自分で切っている有様。

さて今年は、わたくし、御年40に至るということで…周りの最近の40代は妙に若いけど、私の肉体は決して丈夫ではないから、まあ変な話、いつ天に召してもおかしくない年代なわけです。

これ、単に現実的な話として語ってますから、高齢者批判とか、あるいは私自身がネガティブとかではなく、すごく実直に…普通に倒れて死ぬ年代に入ったなあ~と感じているわけです。

となると、やりたいことの優先順位を…難易度が高くても…『自分が感動する要素の大きい順』(他人ではなく自分が感動するかどうか)でやっていかないとならないわけです。

(※話は逸れるのですが、長年聴いてきたちょっと年上のゲーム実況者さんが倒れられたことも、年齢に対するシビアな見方に大きく影響しています。)

朗読も、その要領でやらなければ、(人生の)時間が足りなくなるなあ…と感じているので、難しいものにも挑戦する時期に来てしまったのかなと覚悟しています。

30代半ばくらいで朗読や洋裁がこのくらいのレベルになっていればよかったのですが…何もかもが遅かった。

しかし日々の生活を勇み足でゆくと、何故か遅々として進まない事が多々ありましたので、洋裁やゴミ拾いで息抜きしながら、色々やろうと思っています。