無視の連鎖
そしてやはり最も苦しいのは、自分自身が、関与するという行為自体が少数派過ぎるために奇異な目で見られたり完全に無視されたりする事である。綺麗な場所では、関与という事に関して心を開いている人が必然的に多く集まるせいか、この種の孤独を感じたことはあまり無いが、苦しみの道ではその事について考えないようにして淡々と拾い続けてはいても、ゴミは一向に減らないし、無視の連鎖が続いているのを感じている。そのような時には、自分がたった一匹だけで枯れ葉の中で息を殺しているような気持ちになる。どうか私に力を下さいと、祈っている。