【朗読】山の人生『二八 大草履と山岳信仰』柳田國男

『もっとも深山の奥に僅少の平和を楽む者が、いや猟人かりうどだの岩魚釣いわなつりだの、材木屋だの鉱山師だの、また用もない山登りだのと、毎々きて邪魔をすることは鬱陶うっとうしいには相違ない』

…すごく良く分かる。

というのも、我が住処もプチ観光地めいた所にある、その上、人が押し寄せても実は地域としては特段利益は無いので、平穏を味わいたい気持ちが強くなりつつある。

無駄な観光地化が、ゴミ拾いをはじめた要因のひとつでもある(以前、連休時などは結構ひどかった)…勿論、感謝している部分も多々あるが…。

大草履を吊るす思考回路と同じテンションで『何かやばそうなもの(なんらかのポスター等)を貼っとこうかなあ~?』と考えたことも多々ある。

山の精霊にせよ人にせよ、考えることは皆、同じなのだ。