ジュモードレス試作品と人形の変化

リプロドール(ベベタビト先生作)のマリア

朗読と同時進行で進めていた試作品のジュモードレスが完成した。

ジュモードレス…は名前の通り、ビスクドールのジュモーという種類のドレスだけれど、ブリュにも着せてみたいなあと思い、サイズ調整をしながら試作品を練習布で作ったのです。

この人形が去年の夏に来てから、洋裁生活が始まった…まだ浅いですが。

練習布とは言え、なかなか似合う色なのかも?マリアちゃんも心なしか大人びている

何故人形なのか?何故洋裁なのか?なんで人形ドレスを作っているのか?

…そんなことは、自分にもわからないのですよ、インスピレーションに従うのみです。

周囲の人は、私がいきなりミシンを買ったりするので驚いていた事だろう。

元祖ジュモードレスの製法に則って作ったが…波打つ形状のはずが、ただのヨレに…。

40歳になるまでに何か数値的な事を理解したい!という気持ちが強く、そのため、録音や洋裁といった…ある程度数字を使わざるを得ない種目?を選んだとも言えよう。

もともと自由気ままに絵を描いていた人間なので、立体とか数値という事に関してすごく弱いのですよ。

だから録音にしろ洋裁にしろ、基準値として数字がある…というのが、実は私にはハードルが高いのですが、何とか頑張っている感じ。

ブリュは肩幅が狭いので、ジュモードレスを本番布で作るときはまた型紙を調整せねば…。

あと不思議なのが、人形って…顔立ちが変化するのですよ。

そりゃ私自身の心境の変化なのだろうけれど…本当に、物質というものは(人体も)振動によって微細に変化し続けているので、人形の顔が変化するという事も案外あり得るのではないか?と思えてならない。

振動といえば音、声、音楽…音楽の捉え方も、振動と言う風に捉えれば、音によって物質が変化、溶けたり融合するという現象は生じるような気がしている。

例えば、火を消したり、ガラスを割ったりすることは既に周波数による振動によって可能であるので、こちらをデジタル(消去)と考えると、ピュシス(生じる)音楽というのがあってもよいなと思う。

それを数値で観測できる時代が来るのかも?と思ったりもしている。